会長を引き受けるにあたり
4期(昭和40年卒) 小原 佑一

 私がワンゲルを出たのがちょうど10年前です。10年と云えば随分長い期間になりますが、今でもワンゲルという言葉を耳にするとなんとなく気になります。しかし私を含めて4年間のワンゲル生活は遠い思い出だけになってしまった人がほとんどでしょう。ただ時にはその頃の事を酒の肴にして飲んで、だべって過ごすことができたら、それもパーティーを組んだ仲間が顔を合わせられたら、最近入った山の話、現役の活動、そして山から離れて仕事や女房子供のことでも話題にできればOB会の存在もなんとなくわかってくるというものです。

 最近、現役の事故を聞いたあるOBが「現役が事故なんか起こしていると、OBということから縁を断ちたくとも断ち切れないなァ〜まるで前科みたいなものだ!」と言ってました。

 年間1,000円とはいえ払っている会費が無駄に使われることのないように、今後はOB会会員相互の親睦中心に活用してゆきたいと考えています。そのために会報を発行し名簿を整理することに手を付け、更に若手のOBの間で行われている年一回のOB山行である「思い出の夏合宿集中地めぐり」を含めてOB会会員の親睦を中心とした山行を考え、現在進められている桧枝岐小沢平の空家を借りて会員に開放しようという案など有ります。

 現役に対してはOB会の事務局的雑用を東京に移すことによってけじめをつけ、金銭的援助を打ち切ろうと思っています。現在現役が活動していく上で必要な装備などについては我々の援助なしで充分やってゆけるそうです。(体育会の予算の外に装備の貸与という形で物質的援助が大学側から行われているそうです)
「報告」については従来通り希望者に実費配布ということになります。

 今後OB会を運営していくにあたって具体的計画案などは事務局段階で原案を作成し、各学年幹事、支部と相談の上皆様にお知らせしていく形になります。皆様からのご意見も学年幹事、支部又は直接事務局等に伝えていただければ幸いです。

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50年度新役員

会長     小原佑一(4期)

副会長    佐藤拓哉(8期)

事務局    水上俊彦(8期)
        菅原英行(10期)

東京支部長  佐藤拓哉(8期)

仙台支部長  守護嘉朗(8期)

大阪支部長  宗村文司(6期)

昭和50年OB会報NO4より抜粋