晩秋の尾瀬、平ヶ岳(夏合宿集中地めぐり)
8期(昭和44年卒) 水上 俊彦

 一昨年より年一回のOB山行が行われているが、昨年より夏合宿の集中地めぐりを企画している。第一回目として〇年度の銀山平、41年度の鷹ノ巣となじみの深い平ヶ岳にスポットを当ててみた。参加者は小原、島崎夫妻(4期)、金子(7期)小笠原、中里、根岸、三日月、三原、水上(8期)、石野(9期)、菅原(10期)の12人であった。 

11月1日
 長岡行きの夜行で上野を出発

11月2日
 雪のチラつく大清水でバスを降り、三平峠へ向う。11月ともなるとさすがに夏のあの混雑はみられない。深閑とした尾瀬沼から薄く新雪におおわれた尾瀬ヶ原へと、久々に都会を離れた身には本当に心地よい。見晴から三条の滝を経て鷹ノ巣に向ったが、途中の渋沢温泉で今日は温泉に泊まりたいということで足が先に進まなかった。

11月3日
 今日は朝から天気が良い。小沢平の付近で先に同じコースを来ていた小原さんと、桧枝岐の方から入ってきた島崎夫妻と会う。夜に清四郎小屋で会う約束をして平ヶ岳へと急ぐ。
 夏合宿でも苦労したとっつきの急登は、サブ一つという身でありながら相変わらず苦しい。急登を登り切ってしばらく行った見晴らしのよい所までくると、天気も良いし、頂上ははるか彼方で手が届きそうもないということで、OB山行らしくのんびりする。ただ一人三日月のみ張り切って先へ進んだがどこまで行って来たことやら ----。

夜、清四郎小屋に全員集まって話がはずむ。

11月4日
 今日も天気が良い。小屋の前で記念撮影をしてから銀山湖を船でダムサイトに渡り今回の山行を終えた。

昭和50年OB会報NO4より抜粋