** 17期 第3回同期会報告 **
八ヶ岳 本沢温泉
17期(昭和53年卒) 田沼 唯士
  1.日時:昭和60年9月7日(土)〜9月8日(日)
  2.場所:八ヶ岳本沢温泉(硫黄岳ピストン)
  3.参加者:石坂、勝又、川又、和雄、智明、宿崎(長男岳夫君同伴)、伸幸、
        土合、田沼(計10名)

 S58年、二口での同期会で、次回は60年に八ヶ岳あたりでという話になっていた。
6月末に仙台で土合と、そしてその後横浜で石坂と打合せ、在仙及び首都圏の同期諸氏と電話で連絡をとり、9/7〜9/8に八ヶ岳本沢温泉で実施することとした。

 9/7 八王子駅のホームでいっしょに幹事をやってくれた石坂と合流、新宿発10:28のアルプス3号に乗り込む。車中で川又が我々を見つける。12:55 小淵沢で下車、小海線ホームで勝又、伸幸、智明そして土合と合流。皆ちょっと見るとオジンぽくなっているが、話し始めると変わっていないと感じる。

 13:36発 小諸行普通列車は女性向流行雑誌風の女の子でいっぱい。伸幸持参の塩尻ワインをゲロで回し飲みして話がはずむが、ついつい女の子の方に視線が行って落ち着かない。それも清里までで、女の子がみんなおりてしまいあとは我々と年寄、小供だけのただのローカル列車となる。

 14:56 松原湖駅で下車。千曲川沿いの小さな駅である。宿崎と岳大君そして和雄が宿のジープといっしょに待っている。稲子湯の少し先から急で石ころだらけの林道になり、ジープは猛烈に揺れる。必死になって車体につかまっていないと、あちこちに体をぶつけそうになる。標高はぐんぐんかせぐし、体力は使うし、ワンゲル的な充実感を覚えてしまう。途中路肩の弱い所は一部歩いて1時間くらいで本沢温泉に到着した。

 登山靴をはいているのは二人だけで、川又が「浴衣はないの」などと言うものだから、宿の主は「時々芸者を呼べとか、ここを旅館と間違えて来る人がいるんですが ----」と本気で心配している。

 夜8時を過ぎると電気が停まるので、あとはローソクのあかりで酒を飲む。山とゴルフとどちらがいいかという話題が出るあたり、なんとなく我々も年だと思うが、やっぱり山の方がおもしろいというところに落ち着く。

 翌日は硫黄岳をピストンする。夏沢峠までは岳夫君もいっしょに登る。峠からは、晴れれば御嶽山が見えるのだが、ガスでなにも見えない。風が強く立っているのもつらいので小屋で休む。ここで次回の開催地と幹事を決める。

 峠から硫黄岳までは更に風が強い。石坂は社製品のビデオカメラを回しながら登る。山頂も風は強いがガスのきれ間に赤岳、阿弥陀岳、南アルプスそして諏訪湖も見えた。風をさけて雨量計小屋で酒を飲んでいると、どこからかおこじがょ出てきて小屋の中をのぞきこんでいる。目が大きくてえらくかわいかった。

昭和61年OB会報NO17より抜粋