「東北大学ワンダーフォーゲル部」部長交代のご挨拶
2003年4月21日
前ワンダーフォーゲル部部長
10期(昭和46年卒) 野家 啓一
 OB会の皆様にはお変わりなくご活躍のことと存じます。ご無沙汰を重ねており申し訳ございません。

小生、鈴木禄弥先生、吉田公平先生の後を受け、三代目の部長を務めてまいりましたが、この4月から文学部長(文学研究科長)に就任することになり、課外活動の指導に十分な時間をとれなくなることから、これを機会に部長を退任することといたしました。

 在任中には、OB会の皆様方にはひとかたならぬお世話になり、またご支援を賜りましたこと、この場を借りて厚くお礼申し上げます。
 後任の部長は、現在副部長を務めている植松康さん(工学研究科教授、16期OB)にお願いすることにいたしました。
 また、新しい副部長は土屋範芳さん(工学研究科助教授、22期OB)にお願いし、快諾を得ております。
 お二人とも小生と同様にOB会のメンバーですので、安心して後事を託することができますが、OB会の皆様には新体制のワンダーフォーゲル部に対し、今後とも旧に倍するご支援、ご助力をお願い申し上げる次第です。

小生が部長を務めておりました十数年は、幸い大きな事故もなく、山行形態はだいぶ様変わりしましたが、TUWVの志を継ぐ多くのOBを送り出すことができました。ただ一つ残念なことは、往時と比べて部員数が一学年数名程度と減少し、ファイヤーを囲むにも隙間が空く状態となっていることです。
 社会環境や若者気質の変化もあり、やむをえない面もありますが、新しい部長と副部長のもと、ワンダーフォーゲル部のさらなる発展を期待したいと思っております。小生も今後は一OBとして、側面からサポートを続けていくつもりです。OBの皆様も機会がありましたら部室を訪ね、現役部員を激励していただければ幸いです。

最後に、OB会の皆様方のご健康と益々のご活躍をお祈りし、退任の挨拶に代えさせていただきます。

平成15年OB会報NO34より抜粋