近況報告
19期(昭和55年卒) 小山 茂典
 1990年以来14年間におよんだカリフォルニア生活を終え、11月日本に帰国しました。年に何度も日本と行き来をしていたとはいえ住むとなれば大違い。浦島太郎かジョン万次郎かという心境です。

 ようやく少し落ち着いてきたとはいえまだ日々小さな不思議発見の毎日です。米国型食生活になじむ努力(?)の末アメリカではぴったり標準体型になっていたのが、こちらでは図体持て余し、風のように地下鉄駅構内を歩き去って行く通勤者の群れの中であっちにぶつかりこっちにぶつかりしています。東京青山の本社勤めとなりこれまでの静かな個室から喧騒の大部屋に会議会議の毎日にもとまどいを覚えています。

 高校生の子供が二人いるのでそれぞれの学校の始末をつけるまでしばし逆単身赴任。大井町の会社施設(ワンルームマンション)にとりあえず落ち着きましたがアメリカの家のバスルーム程度のスペースで起居する生活にややカルチャーショックを感じています。

 でも改めて日本の食事はおいしいです。何気ない定食屋のカキフライや街の蕎麦屋の天ざるなどに感激しています。年末は逆帰省でカリフォルニアで家族と正月を迎える予定です。これから時間をかけて日本への再移住をアジャストしていきます。
平成15年OB会報NO34より抜粋