岩手山系葛根田川北の又沢遡行 (20、21、22期)
21期(昭和57年卒) 冨士原 康浩
 2004年夏の黒部源流山行は、中年にあるまじき過激山行となったため、2005年の夏は “快適で楽ちんな”葛根田川北の又沢と相成った。

メンバーは、20期の岩屋、21期の千田、冨士原、22期の石川、手塚の5名。

本山行に先立ち、本番より厳しいプレを3回行った。

    5月28日 :丹沢山系勘七ノ沢
    6月18〜19日:丹沢縦走(黍殻山〜蛭が岳〜丹沢山〜塔ノ岳)
    7月15〜17日:南アルプス(広河原〜北岳〜間ノ岳〜広河原)

 出発は8月5日、東北地方の梅雨が明けたばかりで幸運にも晴天猛暑。途中、仙台駅で土屋親子の見送りを受ける。雫石駅で予約していたタクシーに乗り込み、いよいよ葛根田川へ。膝下程度の渡渉をしながら進むうち“お函”と呼ばれる美しいゴルジュをなんなく通過し、入渓から約3時間で予定テンバの大石沢出合に到着。さっそく釣り糸を垂れる。釣果は岩魚5匹。焚き火を囲み、塩焼きと骨酒を楽しむ。

 2日目は、いよいよ核心部。テンバから1時間ほど進むと“葛根田の大滝”に遭遇。左岸を高巻き、落ち口でザイルを使う。滝ノ又沢を過ぎると小滝やナメ床が連続し、源頭の様相を呈してくる。水線を忠実にたどり、若干の藪漕ぎを強いられるが、予定通り八瀬森山頂直下の登山道に出る。10分ほど下ると八瀬森山荘に到着し、快適な小屋泊まりを楽しむ。

 3日目は、湿原に咲く高山植物を愛でながら滝の上温泉に下る。人にほとんど会わず、静かな東北の山を楽しむ。途中立ち寄った三ツ石湿原は、なかなかの別天地。湿原脇の三ツ石山荘は1年前に新築されており、いかにも快適そうだ。行きに宿泊予約していた宿に着くなりビールを飲みまくる。そうこうしているうちに雨が降り出す。貸切状態に近いこの温泉旅館で盛大な反省会をし、「来年も沢遡行をやろう」と誓いあう。

 (その後、21期の大江が経営している横浜市関内の焼肉屋“燦星庵”において企画検討会が行われ、2006年の夏合宿は、“知床半島のサシルイ川”を目指すこととなった。)

 








三石山頂にて
前列左から岩屋、千田
後列左から石川、冨士原、手塚

平成17年OB会報NO36より抜粋