近況報告
4期 (昭和40年卒) 小原佑一/大東磐司
 12月初めにサイクロンによる集中豪雨と貯水池の水門を開けて放水したため、チェンナイ市内をん流れる川があふれてしまい、事務所も軒下浸水してしまいました。決壊した堤防を見たところ、石とセメントを積み上げただけで鉄筋も入っておらず、いとも簡単に崩壊していました。強度計算なんか一切やっていない、張子のような見てくれだけの堤防でした。

 電気も水も電話もない現場で給水タンクローリーと人手だけが頼りの後始末。居る場所がないので外に折りたたみの椅子を持っていって座っているので陽に焼けてしまいました。

 足は泥でぬかるんでいるので軽登山靴、雨が降っている時はGore-Tex の雨具、いろいろと使い勝手の良いスイスアーミーナイフ、暗くなるとダイビング用の強力ライトやヘッドランプ等現地の人が見たこともないような道具が次から次に出てくるので感心されました。水が引かなかったら筏の代わりに使おうと大型のエアーマットまで車のトランクに積んでおいたのですが ・・・・・

 川に倒れた木からコブラらしき蛇が川面を泳いで逃げていきました。大きなサソリの死体も見つけました。このサソリは持ち帰ってアルコール浸けにして保存しました。相棒が「まさか焼酎に漬けて飲むんじゃないでしょうね」と心配していました。
平成17年OB会報NO36より抜粋