7期の還暦同期会
7期(昭和43年卒) 真尾 征雄
 43年卒業した7期生も、大多数が還暦を迎えた。そこで還暦記念の同期会を10月1日におこなった。場所は天元台の秘湯新高湯温泉で、翌日リフトを乗り継いで吾妻連峰をトレッキングしようと計画した。参加者は在籍23名中18名と多く、卒業以来始めて顔を合わせる人もいる。

 前日仙台に入り、国岡の段取でゴルフをしてから現地入りした者が8名。ちなみに優勝は原だった。手戸の先導で福島から紅葉の磐梯吾妻をドライブして現地入りしたものが6名。米沢経由で直接入ったものが4名である。会食前にゆっくりと名物の露天風呂でくつろぐ。岩風呂や丸太をくりぬいた湯船に浸かり、手術の跡を見せ合ったり、孫の話をしたりする。残念ながら天気が悪い上、紅葉には少し早い。

 俊朗の乾杯の音頭で宴会はにぎやかに始まった。近況報告を全員が行ったが、学生時代そのままに金子が茶々を入れるのでその度に脱線し、元に戻すのが大変であった。卒業以来初めて会う勝也や原も、37年ぶりなのについ3年程前に別れたばかりのようで、違和感が無い。宴会後も車座になっての茶碗酒。第二の職場で働いている人、後継者が育つまで会社を背負っていかなければならない人、悠悠自適に過ごしている人と、還暦にもなるとまさに「人生いろいろ」である。同期の仲間から物故者が一人も出ていないのが何よりうれしいことである。

 翌朝は、風と雨の音で目がさめた。風雨が強く、リフトは停まっているとのこと。残念ながら吾妻トレッキングは中止とする。朝湯に入り、ゆっくり朝飯を食べ、中には朝酒を楽しんでいる人もいる。

 車に分乗して米沢市へ。地酒の酒蔵や上杉神社を見学し、昼食は山形名物の蕎麦を食べる。新蕎麦の打ちたてで美味この上なし。次回の同期会は、宇都宮の餃子を食べに行こうということとなり、幹事は栃木と群馬在住の勝也・五十嵐・山岸の3名にお願いすることにして同期会はお開きとなった。

平成17年OB会報NO36より抜粋