「蓼科山頂ヒュッテ」 小屋番雑記 2005
8期(昭和44年卒) 三日月 道夫


4月

 小屋明け準備で山入り、前日の雨で緩んでいる雪を半年ぶりの小屋へ。ソーラパネルが1枚飛ばされていた以外被害なし。GWの客の受入れ準備をしてヘリ待ちするが、なかなか飛んでこず。いったん下山し、数日後ヘリに乗って3分で雪の上に着地で小屋入り、荷揚品がそろい準備完了。




5月

 GWは比較的天候に恵まれ、多くの登山客がきているが、頂上直下の急な箇所に補助ロープがあるものの、てこずっているグループも多く見られた。その後寒い日が続いて例年より雪解けが遅く、5月末まで残り、一番先に咲く花ミネズオウもやや遅く咲き出した。
 槍ヶ岳に突き刺さって落ちる夕日や、彩雲(逆さにじ)を初めて見て感激。


6月

 ようやく花のシーズンになり次々と花が咲き出す時期で、どこで一番先に見られるか探し写真を撮るのが楽しみである。ここまで雨が少なくタンクの水が心細い時期であったので、屋根の水をすべて貯めるべく改良工事をしたが、一雨降れば安心程度に戻る。

7月
 梅雨のシーズンではあるが、今年は花が多い年で、昨年見られない場所にもたくさん見られ、また今年初めて気がつく花も多々あり。この時期が一番のお勧め時期なのにお客さんは少なく残念。年1回のイベントである音楽祭(毎年7月の最終金曜日)への参加が増え、約80人のお客さんの対応準備でおおわらわ。当日は天気もまずまずで皆さんに楽しんでいただき一安心。

8月
 このシーズンになると、客層が変わり、観光地気分の軽装の人、子供ずれ家族が多くなる。3歳で歩いて登ってきた子供さんが最年少記録(ちなみに最高齢は79歳)。また天気にかかわりなく、時間も気にしないで遅く来る人もいるので心配ごとが多い。この時期の天候はいまいちの日が多く、すっきりした展望がない日が続く。

9月
 コケモモなどの実がなり、日が短くなるにつれ寒さを感じてくる。頂上付近ではなかなか奇麗な紅葉にはならず。天気を見計らって小屋閉めの準備で屋根ペンキ、防腐塗装などを行う時期でもある。

10月
 下に見える高原のカラマツ林が黄色に輝く。例年より寒さが来るのが遅いが初雪がくると、景色も一気に冬模様になり、小屋閉めをして半年の小屋が終わり下山。

その他は下記を参照ください。

BLOG  http://blog.so-net.ne.jp/tateshinayama/
小屋のHP  http://www.tateshinayama.com/

*個人のHPもよろしければ見てください。
http://mmikazuki.web.fc2.com/ です。
平成17年OB会報NO36より抜粋