飯豊山・石転び沢 (2006年7月)
4期 (昭和40年卒) 及川 捷悦
 この七月、一年先輩の佐藤敦さんと飯豊の石転び沢を登ってきました。前回登ったのは、大学3年か4年の五月でしたから、40数年ぶりの再訪です。

 前回は、長者が原から歩いて温身平まで行きそこの小屋で泊まり、翌日は梅花皮小屋泊。翌日、大日岳を往復、小屋泊し帰仙という日程でした。

 今回は、飯豊山荘迄車で入り、翌日、朝四時半に出発し日帰りで往復という、あまり年寄り向きでない計画をたてました。天気次第では途中で帰るつもりが、梅雨の間ながら運よく荒天にならず、梅花皮小屋へは11時過ぎに到着。昼食後往路をそのまま降り、四時頃、国民宿舎の梅花皮荘に帰着し、モーツアルト生誕250年記念という赤ワインで乾杯しました。ワインは旨かったのですが、その後、足の筋肉痛が三日ほど続いたのはやはり歳のせいでしょう。

 登りの草つき周辺の傾斜45度(ガイド本にはこうあるが実際はどうか)の斜面は簡易アイゼンが効かず、キックステップに頼らざるを得なかったため、普段あまり使わない筋肉を酷使したのが原因でしょうか。

 飯豊山荘から温身平の間は、いまは遊歩道も出来ていて、ブナやヤチダモの巨木がそこここにあり、昔ながらの良いたたずまいでした。

 きつい山行きは、ヒマラヤを除いたら今年はこれくらいで、必ず温泉が前後に待っているところしか行っていません。 今回も飯豊温泉と姥湯温泉にしっかりつかってきました。

   出合にて
   出合方向 佐藤敦さん
平成18年OB会報NO37より抜粋