近況報告
45期(平成18年卒) 多田 忠義
 東北大学大学院環境科学研究科の博士前期課程2年です。専門は人文地理学で、特に地域森林資源利用の実態を東アフリカの農村社会から検討しています。ワンゲル時代は沢を中心に活動していました。2004年夏、皆様の御協力のおかげで久しぶりに西表島縦断を成し遂げることができました。部のWebサーバーを管理・運営しています。

 OBになって、現役時代とは一味違った山を楽しむようになりました。今年からは、サンライフの渡邊さん(現在,独立してNOBU and associates代表)とその仲間で山に行くようになりました。

 今年の記録は:
 1月に栗駒山(BC)
 2〜3月はケニアでフィールド調査(山行けず)
 4月は東栗駒山(BC)、月山2回(BC)、鳥海山・祓川の吹浦
 5月は鳥海山の湯ノ台(BC)、月山の大雪城(BC)
 6月は磐梯山(大学の実習)、大朝日岳(古寺〜大朝日ピストン)
 7月は和賀岳(秋田県側ルート)、秋田駒ヶ岳、御所山(船形山)、鳥海山(湯ノ台〜新山〜鳥海湖〜月山森の周回)
 8月はケニアに行く前に岩手山(柳沢コース)
 9月は帰国後以東岳(ツアーお手伝い)
 10月は和賀岳(岩手県側ルート)、後烏帽子岳(ツアーお手伝い)
 11月は二口山塊(白糸の滝〜龍ピーク「糸岳」〜小東岳〜樋ノ沢〜大東岳登山口、大東岳ピストン)


 と、現役に負けないぐらい入山しました(BCとはバックカントリーのこと)。
 入山日数は、今のところ・・・・25日!!!です。

 最近は、月〜金はとにかく大学で研究をしまくり、土日は山へ行く、という生活を心がけています。週末でリフレッシュできた頭からは、アイディアが湧き水のごとく出てきます。

 来年は進学して、後期課程になります。人文地理学の分野、すなわちフィールドワークが重視される分野において、3年の標準年限で卒業することは極めて大変だと言われていますが、できる限りONとOFFを上手に切り替え、人生を楽しんでいきたいと思っています。

 さて、唐突にとりとめのないことを書きたいと思います。「忙しい」という言葉、皆さん一日に何度使っているでしょうか。・・・・自分もついついそう答えることが多いのですが、「忙しい」というのは、ともすると都合のよい「言い訳」のような気がしてならないのです。世の中、本当に忙しい人はたくさんいるでしょう。自分のやり方、計画の建て方、実行の仕方・・・・こういったことを顧みずにただ「忙しい」という自分が情けなく思っています。ONとOFFを上手に棲み分け、どちらの状況でも効率よい活動をできる人が機知に富み、かつ人生を本当に楽しめるのだと思います。

 最近、現役のワンゲルは「忙しい」という盾を振りかざしてはいないか? と思うことがあります。無論、私もたくさん振りかざしてきましたから、批判する資格など当然ありません。ただ、自分たちが、本当に「ワンゲル活動」に愛着を持っているのであれば、「忙しい」という言葉を使い過ぎるのは良くないことだと思うようになったこの頃です。・・・・因みに私の場合、最近は忙しいという言葉を使って断ることはやめ、自分のやり方を順応させることによって、難局を乗り切るようにしています。

 今シーズンは早く雪が降っているので、雪なしには生きて行かれない人種(僕のような人)は居ても立ってもいられないことと思います。今冬はテレマーク歴2年目となった僕もBCコースへ本格的に行けそうです。乞うご期待です!最後に、今年度の活動写真を2枚ほど載せておきたいと思います。













2007/7/22
鳥海湖から鳥海山(新山)を望む














2007/8/12
岩手山より朝日と雲海

「言葉を失う美しさ」を体験
平成19年OB会報NO38より抜粋