TUWV45期 同期山行開催!
【 2009年8月8日〜8月9日 】 

45期(平成18年卒) 佐藤 賢一
 メンバー:45期
 雨宮俊 草野駿一(欠席)佐藤賢一 多田忠義
 長井千里 浜本洋 平田弘一郎

【開催にいたるまで】

 近年のTUWVの中では比較的人数が多い45期(7人)・・・。TUWVを卒業して数年間、「同期山行をやりたい!」という声は上がれどなかなか実現できずに、気づけばみんな社会人となり、居場所もバラバラになっていた(図1)。


 去る2009年1月、個人的に開催した新年会の場で、「今年こそは」と同期で誓い合い、開催に向けて、ゆっくりと始動した。

図1 : 45期の居場所
 人数が多いことに加え、居場所はもちろん、職場の勤務形態もバラバラなメンツで、日程・行き先を調整するのはなかなか難しく、思い通りに企画が進まない時期もあって、若干の憤りと不安を感じたこともあったが、なんとか、「8月8〜9日」という日取りで、おおよそみんなの居場所の中心にあたる「吾妻連峰にて開催」ということが決定。山行自体はとてもシンプルなもので、

1日目:集合→吾妻連峰周遊(一切経〜鎌沼〜東吾妻)→兎平キャンプ場で宴

2日目:温泉・打ち上げ・解散
 ご覧の通り、日帰り山行と宴を催すという簡単なものではあるが、同期山行は集まることに意義がある・・・と思う。結局、直前で草野がメン欠となってしまい、6人での決行となった。

【8日(土)】曇り時々雨

 集合を兎平キャンプ場10時とし、各人それぞれの交通手段で集合場所に向かう。といっても、長井を除いては全員車持ち、6人のところに車が5台という過去例を見ないアプローチとなった。途中、渋滞に巻き込まれた車もあり、宴のみ参加となる平田を除いて、全員が集まったのは11時前となってしまった。

 当日は予想通り雨が降っており、浜本に至っては駐車場に着いて早々に「今日は登らないよね?」と言い出すローテンション。OBともなると、現役の頃にあった登山への使命感のようなものはすっかり薄れ、早々と今日の山行を中止する。

 雨の中キャンプ場の手続きをして、とりあえず、余った時間の使い道を考える。自分を除く4人は最寄の吾妻小富士に登りにいった。自分は前日に野球の練習などもあり、ほぼ徹夜での福島入りとなったので、夜に備えて横になることを決意。数時間経っても、まだ正午過ぎ・・・。年を経てアルコールへのストッパーが弱くなっていることもあり、「やっちゃいますか!?」の一言で、いるメンバーだけで真昼間から宴を開始する。肴として、急遽焼肉を開催することにし、食材と薪を遅れてくる平田に頼む。宴の話題は、各人の近況や最近の思う所などなど、いろいろあったが、やはり「一家の主」になる日が近い(と思われる)、彼に話題は集中した。そして、大量の肉とともに平田も合流し、いよいよ本番開始。数年経っても、同期で作り出す場の雰囲気は全然変わらず、それぞれの持つ良いところは変わってないと感じた。

【9日(日)】雨時々曇り

 この日も雨模様だったのだが、何もせずお酒だけ飲んで帰るのも気が引けるので、すっかり重くなった山への腰を上げ、鎌沼の周遊に出かける。足を負傷している平田は駐車場でのお留守番となり、山に行くのは5人。日帰り装備をしっかり持っていく奴もいれば、結構な登りがあるというのにサンダル履きで挑む奴もいて、ここでも各人の色が現れる。雨の中2時間ほどで周遊が終わり、いそいそと麓の温泉に向かう。6人で車5台というのは本当に不便。温泉は自分の高校時代の経験から、目処がついていたが、食事処となると5台駐車できるお店を探すのにも一苦労。国道まで下り、とある大衆レストランにてささやかな打ち上げを開催し、「今度こそ全員参加の同期山行」を誓い合って、解散となった。

      photo2 : 鎌沼周遊へ出発
      photo3 : 鎌沼の畔にて

【終わりに】

 元は8人いた45期も1年時の秋合宿後に1人が辞めてしまい、現在の7人となったわけだが、それでもここ10年では最も多い学年となる(7人以上となるのは第37期(8人)までさかのぼる)。決して、チームワークのいい学年ではなく、互いにフォローしあう一方で、足を引っ張り合った7人。そして、「沢やボートを復活させたい!」とOB・OGも含め数多くの先輩に協力してもらい、散々周囲の手を焼かせた7人。こうして、無事卒業し、同期山行と称して再び集うことができるのも最後まで活動を見守ってくれた数多くの先輩や、山中で支えてくれた後輩達のおかげだろう。

 同期とのワンゲル生活は、決して笑顔だけの思い出ではないが、7人での押し合い圧し合いが、現在の身の振り方に大きく影響しているのは言うまでもない。それは、他のメンバーも同じだと思う。今回、お世辞にも手際がいいとは言えない運営にも関わらず、快く参加してくれたことも含め、ずっと苦楽を共にし、自分を支えてくれた同期のみんなには本当に感謝です。
また、集まりましょう!!
平成21年OB会報NO40より抜粋