日光白根山を訪ねて
6期 (昭和42年卒) 加藤 邦明
 8月25日の7時50分に最寄りのホテルを出発して、安楽なコース設定で丸沼ロープウエイ駅に8時29分に到着した。ロープウエイには、登山客が結構並んでいた。血の池地獄への分岐、小学生の子供達の集団登山とその取材のテレビ新潟がいた。

 七色平への分岐(9時35分:曇り)。東京から来たとの子供たち約50人と相前後しながら樹林帯を抜けて吹きっさらしの開けた所に出た(10時30分)。寒風の中でガレ場を登ったが、流石に途中の岩影でヤッケを着衣した(10時50分)。

 白根山神社に10時54分に到着した。神社脇にはお社を修理している大工さんと登山の子供たちがいた。少し下がって、向かいに見える急な登りを上がれば白根山の山頂であった(11時00分)。証拠の写真を撮って、山頂の寒暖計では8℃と寒いのと霧の中なので神社まで戻った(11時15分)。大工さんと雑談しながら昼食を済ませた(11時30分)。


 時間的にゆとりがあったので、五色沼経由で下山することにした。緩やかな草地を巡ると晴れて、後方に山頂が見えてきた。紫色のトリカブトが脇に咲く結構急なザラザラ岩砕の足元を下ると、避難小屋に到着した(12時23分)。先人が指さす方を見れば、鹿が3頭葉っぱを食んでいた。鹿を身近で見るのは、2007年に行ったカナダのカナナスキスでの朝の散歩以来であった。

 五色沼に到着した(12時35分)。木陰で少し休んでから周遊道路を行くと、シラネアオイの看板があった。学生時代を思い出しながらガンコウランの実を食して、お帰りとした。峠に13時17分、阿弥陀ヶ池、次の峠に13時30分に着いた(曇り/晴れ)。そのまま急坂コースを下った。 六地蔵の分岐、七色平に14時00分、ロープウエイ山頂駅に14時25分に到着した。

 休息を入れて5時間半の高齢者向けコースであった。丸沼高原駅で足元を履き替えて車に乗り、ホテルに戻って、直ぐに、温泉風呂で汗を流した。
平成21年OB会報NO40より抜粋