訃報


平成22年2月5日、10期の 藤田徹さん がご逝去されました
慎んでご冥福をお祈り申し上げます


藤田君とお別れの報告          10期(昭和46年卒 若佐則雄
 2010年2月5日。10期16人の仲間の一人、藤田 徹君が逝かれました。
 昭和23年7月7日、羽後本荘生まれ、秋田高校出身、工学部土木工学科。ワンゲルでは連盟係。日立造船から新潟鉄工。その後、自営の交通技術コンサルタント。コンクリート軌道についてアジアでは権威者。

 奥様の真利子さんと浦和の自然の残る閑静な住宅地に居を構え、二人のお嬢さん、お孫さんに囲まれていました。前年の秋頃には私とも「呑みにいくベエ」などとメールのやり取りもしていました。

 その日の直前までは疲れると言いながらも真利子さんと一緒に、あるいは一人で散歩していたそうです。真利子さんからも思いもよらない急逝とお聞きしています。

 10期東京在住の仲間で最後のお見送りをしたときは、とてもきれいなすっきりした顔で、まるでコタツの中で昼寝をしているようでした。

 その後4月24日に品川で、いつも明るく、酒が好きで、皆を楽にさせてくれた藤田を偲んで、「藤田と騒ぐ会」を催しました。10期の全員、9期の先輩方、11期、12期の後輩の皆さん、高校以来の友人の高橋幹夫君など、多くの友人が駆けつけてくれて、藤田の写真を見ながら、思い出を語る会になりました。

 今年(2011年)は10期がワンゲルを卒業してから40年目。これを記念してマチュピチュに行くことにしています。藤田はこれをとても楽しみにしていました。藤田が持っていたマチュピチュのDVDを真利子さんから預かっています。これを持って、行くつもりです。

 遅かれ早かれ、私たちも藤田のところに行きます。花に囲まれたやわらかいテントサイトと、日陰のおいしい水場を探して、待ってくれていると思います。あの笑顔で。

 じゃ、またな。

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平成22年OB会報NO41より抜粋