11期(昭和47年卒)還暦同期会
11期(昭和477年卒) 鈴木 元昭
 4月25日、11期全員が伊豆に集まった。三菱瓦斯化学の「やんも倶楽部」に全員集合である。宿は瀟洒な造り。少人数しか泊めない贅沢な宿である。手配してくれた仁藤に感謝。当日の昼、品川駅近くの日立金属・高輪和彊館で、一年先輩の「藤田さんと騒ぐ会」に出席、その足で、伊豆に向かった。

 卒業後、全員が集まったのは、初めてではないかと思う。みんなが集まるのは、結婚式(もちろん俺たちの)くらいのもんだったから、30年逢っていない仲間もいる。なんとなくぎこちない挨拶、「やあ」「いま、何してる?」から話が始まる。

 大学を出て三十余年、全員還暦を迎えた。企業で、自営で、官で頑張り、子供を育て、一区切りついたところは共通している。風呂に入り、夕食を食べ、だんだんと昔の話が出てくる。夕食を切り上げ、部屋で話し込むうちに、時があっという間に過ぎていった。

 三十余年、それぞれが歩いてきた「人生」が語られる。ひとりひとりが話し始める。訥々と、あるいは華麗に、あるいは恥らいながら、あるいは面白おかしく。

 それぞれの人生を、お互いに確認し合い、みんな壮絶な時間を過ごしてきたんだなぁ、と頷きあう。とてもよい時間を過ごした。

 写真は、30年前の我らと、現在の我らである。11期は、全員「長男」である。


平成22年OB会報NO41より抜粋