ドキッ☆大雪山探検隊!!
 ポロリもあるよ パーティ夏合宿報告書 
主将 3年 御子柴 駿

<期日> 2010年8月9日(月)〜14日(土)5泊6日 (正規6泊7日予備2日スライドなし)
<メンバー> 3年 御子柴 駿、大石 慶也、加藤 丈晴、鎌田 健太郎、桑原 里、
         舩田 千城、三浦 雅考、吉森 央

8月6日(金)(仙台 → 八戸)
 仙台駅集合。断髪式から執り行なわれたが、警備員から再三怒られる。冴えない一発芸を披露して、やってしまった感しかない。

8月7日(土)(八戸 → 札幌)
 去年に続くフェリーアプローチだ。
 各自思い思いの時間を過ごす。札幌にてビアガーデン食い収め。

8月8日(日)(札幌 → 十勝岳温泉)
 十勝岳温泉で最後の風呂を満喫していると、カラスに荷物が荒らされていた。無念なり。

8月9日(月) 天候 曇りのち晴れ (十勝岳温泉 → 美瑛富士避難小屋)
 稜線まで400m弱の急斜だったが、プレでクソみたいに長い急登を幾千と登ってきた我々の敵ではない。稜線上はガスの中で風もあり寒かった。十勝岳の登り最中から、ガスも晴れて快晴となった。流石百名山ということもあってか十勝岳ピークは少し混雑していた。そこからはいかにも最近噴火しましたって感じの火山ザレ帯。 美瑛岳からまとまった300mダウンだが、かなり急斜で今思えば合宿中最も疲れた下りであった。美瑛富士避難小屋についてみると、ここで三浦がゲロを2つ忘れてきたことが発覚。隠しボッカのパイン缶と桃缶を空けて、それで味噌汁を飲むこととなった。

8月10日(火) 天候 晴れ時々曇り (美瑛富士避難小屋 → 双子池キャンプ指定地)
 あまりに天気がよく気持ちのいい景色で、コースタイムもド余裕なので、ベベツ岳お見合い写真を撮る。オプタテシケ山からは怒涛の600mダウンだったが、なかなか歩きやすく昨日の美瑛岳からの下りよりも疲れなかった印象だった。テン場の双子池横を目指す。10時台にテン場に着いて、やることもないので寝ようと思ったが、とにかく日差しが暑い。

8月11日(水) 天候:晴れのち雨 (双子池キャンプ指定地 → 南沼キャンプ指定地)
 朝日に照らされたオプタテシケ山が美しかった。この日は核心日ということで、みな思い思いの方法で鉢巻を巻き、円陣を組んで出発。情報では歩きにくそうな山道であったが、刈払いが入ったのかペースがかなり早い。本日の大勝利を確信し、ずんずん進んでいく。晴れていて見通しはかなり効くが、ひたすら原野しか見えない。ツリガネ山でLを取っていたが、出発間際に天候が急激に悪化。さっきまでの晴れが嘘のように雨風は次第に強くなり、暴風雨みたくなってきた。雨風でものすごく寒い。三川台からはまっ平らなお花畑で晴れたら気持ちいいと思うが、この時は直に風があたり、山道は沼化していたので不快でしかない。黙々とひたすら歩き続けた。

8月12日(木) 天候:雨 (南沼キャンプ指定地 → 忠別岳避難小屋)
 天候は相変わらずだったが、今夜から翌日にかけて台風が通過しそうだったので停滞するにしても小屋のあるところまでということで、朝一で出発。昨日よりは、多少風雨が弱まった印象だ。本合宿最大の目玉だと思っていたトムラウシ山は、視界が全くないので全然面白く無い。化雲岳から五色岳までは湿原の中の木道とハイマツ帯の山道の繰り返しだが、湿原からあふれた水が全部山道に流れこんで次の湿原まで沢のごとく流れていた。忠別岳避難小屋に入ると停滞していた高知大WVがいた。毎日午前中テン場着で、昼間から酒を飲んでいたので酒が足りない問題が深刻になりつつあった。みんなしてハラヘリ病にかかっていた。やることもないので6時就寝。

8月13日(金) 天候:雨のち晴れ (忠別岳避難小屋 → 白雲岳避難小屋)
 心配された台風だが、小屋の外は無風の小雨で、行動に支障なしとして出発。稜線に出ると多少風が強くなったが、これまでの2日間に比べるとだいぶマシなレベル。稜線上起伏の少ない同じような景色で変化に乏しい山道。ひたすら黙々と歩き続ける。視界真っ白で何も見えない。白雲岳避難小屋までの最後の登り区間で3日ぶりに太陽神が降臨する。一同テンションダダ上がり状態になる。あまりにも早くテン場に到着したのでテン場飛ばしを考えるが、あまり賛同は得られず今日はゆっくりここで休むことにする。酒も足りなかったのでこの日も早めに就寝。

8月14日(土)天候:快晴 (白雲岳避難小屋 → 層雲峡 → 旭川)
 かなり早めのペースで歩いていたが、後ろは喋りながら余裕で付いてくるのでそのままのペースで行ったらあっという間に白雲岳まで到着。このペースなら今日中に下山できるのではと思い、白雲岳で今日中下山を目指すと宣言すると歓声が上がる。スカッ晴れで今まで見たことのないようなすごい景色だったのでここからはひたすら平らで快適に飛ばす。本合宿3つ目の百名山旭岳は、ロープウェーで登ってきた人でごった返していた。景色もいいのでお見合い写真を撮ろうという話になったが、何を考えているのか衆人環視の下で服を脱ぎだす男たち…。黒岳からは、お盆真っ盛りのために層雲峡から入山した下界装備の一般人親子連れがゴミのようにいた。ここからは一般人をひたすら追い抜く追い抜く。一般人がリフトに乗るのを横目に登山道を下る。長かった夏合宿、そしておそらく人生最後の長期合宿も幕を閉じて感慨深いものがある。

 旭川到着後、中華料理食べ飲み放題の店にて、反省会とした。翌朝駅前でパーティの解散を宣言して、ドキッ☆大雪山探検隊!!ポロリもあるよ パーティは無事成功裏に終了となった。

平成22年OB会報NO41より抜粋