今年は屋久島でした
26期(昭和62年卒) 長谷川 謙司

 我が26期(1987年卒)は卒業4年後以来ほぼ毎年山に行っていたが,歳月には勝てず山が低くなりロープウェイが好きになり,一昨年はついに筑波山(877m)に登るに至った。そして昨年は永年幹事の入院もあり同期山行不催の年となった。

 「今年こそ,どう,屋久島って」「毎年その意見出るけどね」,地方勤務者(平田とか)の上京の折に次回の山行の話になるのだが,今年はいつになく強硬派の意見が通った。一昨年の筑波山は6人参加(同期11人)であったが,催行が先鋭化したためか屋久島行は4人となった。うち2人(北村・森)は1日先に来てダイビングを楽しむという。永年幹事の伊田は山行後にダイビングをすると言うので,著者は近隣を観光して帰ることとした。今回はいつになく自由度が高い。

 2012.07.14 (土):
 0547淀川入口−0627淀川小屋0637−0727展望台0737−0809花之近河0805−(10分休憩)−1006栗生岳1032−1047永田岳1100−1120焼野三叉路1325−1342新高塚小屋(泊)

 2012.07.15 (日):
 新高塚小屋0507−(5分休憩)−0605高塚小屋0610−0620縄文杉0635−0719ウイルソン株0748−0748トロッコ道0753−0825近道分岐0838−0855楠川分れ0856−0935辻の岩屋−0945太鼓岩分岐0945−太鼓岩-1005太鼓岩分岐戻る−1111白谷雲水峡バス亭
 気づいた事を少し記す。
 ● 屋久島は女の人の観光客がとても多い。3-4人で,2人で,または1人で来ている。このことは種子島や鹿児島市内などでは見られない現象であった。
 ● 登山道は整備されている。木製の堅牢な階段が随所に設置され,足首を捻りそうな箇所は少ない。
 ● 「荒川口−縄文杉」の往復間にはとても人が多い。これを外れると,道は混雑していない


 7/15(日)は11時に山を下り,バスに乗って1時頃には民宿に着いた。元気な3人は近くの海岸に行ってシュノーケリングをすると言う。地元の人しか利用しない海水浴場にもシャワー設備や日よけのベンチが整い,島の豊かさが窺える。空は快晴で,今日の朝に深い山奥にいたことが信じられない。

 それでも今日も山には黒い雲がかかっていた。

平成24年OB会報NO43より抜粋