時間の感じ方
- 長く感じる時間。短く感じる時間 -
11期(昭和47年卒) 鈴木 元昭
 昨年の11月14日、野田総理が衆議院の解散を宣言しました。国会での党首討論の真っ最中でした。あれから1年。野田総理の発言が、随分と遠い昔のように感じられます。

 あの後、衆議院選挙での自民党圧勝・民主党惨敗、アベノミクス宣言、日経平均の上昇、円安傾向の開始、中国・習近平総書記就任、韓国・朴槿惠大統領誕生、日銀・黒田総裁誕生、アルジェリアでのテロ、橋下徹・慰安婦問題発言、参議院選挙での自民公明圧勝・民主党惨敗・維新敗北、米国債デフォルト危機。これだけの出来事がありました。

 一方、自分のまわりでは、随分と時間が早く過ぎていきます。
 やっていることは、毎日毎日、特許公報を読み、レポートを作り、お客さまに送ることです。毎日の出社時間、退社時間は常に一定しています。昨年と変化はありません。土日は孫と過ごします。これも去年と同じです。
 長く感じる時間、短く感じる時間、この感覚の違いはなぜなんだろうか。その原因を考えていたら、ちょっと閃きました。「時感の法則」なるものを発見したような気分になりました。

 時感の法則 「大きく変化すると時間は長く感じ、変化しないと短く感じる」
 なんだか、アインシュタインの相対性理論に似てないこともありませんね。

 今年の5月にオフィスが大手町に変わりました。前のオフィスの日本橋のビル時代のことが随分と前のように感じます。これも、大きな変化があったからではないか、と思うのです。

 みなさんは、どう思いますか? (M.S.)

平成25年OB会報NO44より抜粋