12期入部45周年企画 − 虎毛と川渡と仙台と
12期(昭和48年卒) 神山 文範

 昨年10月おでん三吉で約した佐藤教授研究拠点の川渡の旅を実現した。虎毛山行、川渡農場研修、仙台懇親の3部構成で全参加は佐藤、富井、神山。残念ながら雨宮、蔭山、江島、吉村は不参加だったが、松井、渡辺と久しぶりの藤田女史、さらに13期の小林、村野、前田が参加し、旧交を暖めた。



 10月31日紅葉の鳴子経由で秋の宮温泉郷に泊り、翌1日07:20登山口発。小雨のなか赤倉沢左岸を富井森林インストラクターの岩魚と茸の話を聞きながら、登山は10年振りという佐藤を励ましつつ登る。08:25赤倉沢を右岸に渡り急登となる。高松岳との分岐からは雪も少し残り風雨も強い。11:00無事視界20m弱の頂上着(左上)。


 頂上を越え湿原を探すが温暖化の影響か草原のみで諦め、再建された小屋で宿のお握りとカップヌードルで昼食。11:55頂上発。富井が「実践!百名山」釈由美子流下降術(横向きで足を降ろす)を佐藤に伝授し一気に下り、13:40赤倉沢岸着。雨着を脱ぎ沢沿いの道を下る。名水「虎の滴」を宴会用に汲む頃には青空も出てくる。明日も晴れるなよ?(小林と村野が登る)と思いながら駐車場着。

雨がまた降りだした川渡温泉駅で村野を拾って川渡農場研修センターに着くと、仙台からレンタカーで来た和服姿の藤田が「ここ見つけるのに苦労したわよ」と出迎える。一電車遅れた松井、さらに新潟からマイカーで駆け付けた小林「研修センターがナビ゙に出ないよ」「では川渡温泉駅前で」と、雨の中佐藤はさらに駅を2往復し、狸(農場の道で轢かれた蛙を食べていた)と同数?の7名が集合。夕食の学生用ジンギスカンは食べきれなかったが、佐藤行きつけの旅館で温泉に入り元気回復。研修棟で13期徳富に黙祷の後、持ち込みの「伯楽星」「魔王」などで宴会(左下)。小林と村野は明日午前中晴れの予報に嬉々としてご就寝。


 翌朝2人を見送り朝食後、研究室の4駆で農場研修。狭い牛舎にずっと繋がれるクローン牛の大粒の涙に驚き、3.11の放射能汚染で閉鎖され草木伸び放題の山上の放牧場を憂え(右上、虎毛方面)、ミズナラ林で「熊だな」を見学した。


 午後2時過ぎ、帰る藤田を見送り、4人は佐藤車で仙台へ。夜は仙台駅前「牡鹿半島」で渡辺と前田が入り6名でまたまた宴会(右下)・・・。13期の面々とは40数年振りだったが、すぐに昔に帰り楽しく飲み話す。そして、次回は来年4月に東京で再就職する佐藤の歓迎会となった。

平成26年OB会報NO45より抜粋