近況報告
22期(昭和58年卒) 利根川 敏

 会社生活も30年が過ぎ、経営戦略部門で会社経営に深くかかわる仕事に従事しています。また、青葉工業会(東北大工学部同窓会)宮城支部の幹事、科学技術財団の審査委員、息子の通う私立大学の父母会役員など、TUWVの名簿管理とともに、私自身がお世話になった宮城県や関連大学への恩返しの仕事も多くなってきました。平日、休日とも多忙な日々を過ごしています。

 長期連休には、TUWVで覚えた渡り鳥の経験を活かし、できる限り遠くまで羽を伸ばすよう心がけています。今年は、南アフリカと近隣のジンバブエ、ボツアナ、サンビアをまわり、世界3大瀑布であるビクトリアの滝やアフリカ最南端といわれる喜望峰(実際は東南東150km離れたアガラス岬が最南端)を訪問しました。

 若く元気なうちに...との思いでメキシコ経由にてペルーを夫婦で訪問、天空の都市マチュピチュを散策する機会もありました。高山病はまったく問題ありませんでしたが、帰国途中で訪問したメキシコでは、疲労が原因と思われる下痢や吐き気など小さなトラブルもあり、今となっては笑い話になっています。

 また、ロシア情勢が様々気になる中、日本人がなかなか訪問しないエストニア、ラトビア、リトアニアなどバルト3国をまわり、今年は新たに8つの国を訪問する事ができました。

 以下、南アフリカ訪問の写真を紹介します。喜望峰訪問の証拠写真(定番の撮影場所)。インド航路をヨーロッパ人として初めて「発見」したヴァスコ・ダ・ガマや世界一周を果たしたマゼランの艦隊(マゼラン本人はフィリピンで死亡)も、この付近を通過しています。TUWVの冬山で私自身を正しい方向へ導いてくれたコンパス(35年間使用)も、水平線に向かい正確に真南を指してくれました。仙台で求めたコンパスは、今でも旅の必需品になっています。

 

平成26年OB会報NO45より抜粋