御嶽山噴火に寄せて
9期(昭和45年卒) 片野 雅至

地元の山 御嶽山の噴火は、私には本当にショッキングな出来事でした。所感を述べたいと思い、投稿させていただきます。

2014年9月27日(土)の噴火では10月17日現在で、死者57名、不明者6名となっています。戦後最悪の火山災害となってしまいました。

結論から申し上げると、他人事では無かったなと強く感じた次第です。卒業と同時に名古屋本社のメーカーに就職した関係で、以来40数年間、一貫して名古屋(春日井)に拠点をおいた生活でした。定年退職した今も名古屋です。そんな中で、御嶽山は本当に身近に感じる三千メートルの名峰です。

会社のワンゲル仲間と、また家族で、長野県側からも岐阜県側からも登りました。子供を連れて山麓でのオートキャンプや、御岳スキーなどにも通いました。また、特に冬には、澄み切った青空に真っ白な姿を見る事が出来ます。

御嶽山は、名古屋からのアクセスの良さもあって、日帰りの登山も可能です。この地域の人々には、本当に親しみのもてる山であったと思います。初心者でも皆と登れば、行けます。現に小学生も登って、噴火の犠牲になってしまいました。

そんな山で噴火、しかも最悪のタイミングでした。紅葉の始まる季節、好天の土曜日、そして皆が山頂に到着出来る昼時でした。最近では、三千メートル峰の登山は、日帰りでは少し厳しいなと思いつつも御嶽山なら、もし誘いがあったら出掛けていたかも・・・。

本当に他人事では無かったなと強く感じた次第です。最後に、自然の脅威に犠牲になった人々の冥福を祈り 合掌

平成26年OB会報NO45より抜粋