リヒテンシュタイン公国訪問
22期 (昭和58年卒) 利根川 敏

 ヨーロッパにあるリヒテンシュタイン公国を訪問しましたので報告します。リヒテンシュタイン公国は非常に小さい国で(日本の小豆島くらい)有名な観光名所もありません。一方で、スイスとオーストリアに挟まれた山が多い国のため、1度訪問したいと思っていました。

 旅の行程はスイスのチューリッヒから電車(スイス連邦鉄道:SBB)に2時間ほど乗車、国境の町ザルガンス(Sargans)に行き、駅前にあるバスに乗ると小さな川(国境)を渡りリヒテンシュタイン公国に入ります。首都ファドゥーツ(Vaduz)までのバス所要時間も30分ほどですので、チューリッヒから余裕で日帰り旅行になります。

 この地域の鉄道やバスは時間が非常に正確で、しかもスイス国内の電車と2つの国をまたがるバスが1枚のキップになっています。リヒテンシュタイン公国ではスイスフランが使われており、現地を訪問した印象では、「この国は本当に独立国なの? スイスの一部かしら?」といった感じです。

 首都ファドゥーツの写真を掲載します。山が多い国のため空気が大変きれいです。訪問した時期は8月でしたので雪山ではありません。現地の方の話では地球温暖化の影響もあり、雪の多い2月でもバスが止まる事は無く、スキーシーズンの冬の方が雪山を含め美しい景色が期待できるとのことでした。

ファドゥーツ(Vaduz)市内
平成29年OB会報NO48より抜粋