ネパールへの旅
22期 (昭和58年卒) 利根川 敏

 TUWVが60周年をむかえる2018年(1月)にネパールを訪問しました。今回の旅は、カトマンズ近郊のナガルコットとポカラ(カトマンズから飛行機で30分)の2か所に滞在しましたが、特にポカラ郊外にあるフォクシン地区から見たダウラギリ山系の眺めを中心に報告します。

 ポカラ市内のホテルから朝3時ころ車で出発し、真っ暗な山道を90分ほど走り、小高い山の上にある小学校で休憩、チャイ(ミルクティー)を飲みながら日の出を待ちます。ライトが無くても歩けるタイミングに出発し、農家の庭先を抜け広場に到着、ダウラギリの白い山肌が日の出とともに赤く染まる様子を眺めながら、8000m級の山々の景色を堪能しました。

アンナプルナをバックに


 掲載したパノラマ写真は左から、アンナプルナ・サウス(7219m)、アンナプルナI(8091m)、マチャプチャレ(6993m)、アンナプルナV、W、U(7555m、7525m、7937m)、ラムジュン・ヒマール(6986m)です。レンズを望遠に切り替え撮影したものが、順にアンナプルナ・サウスとアンナプルナT、マチャプチャレとアンナプルナV、アンナプルナW、Uとラムジュン・ヒマールです。また、写真の左奥(西側)にはダウラギリ(8167m)もうっすらと確認することができました。

 ネパールには、毎日この絶景を見ながら生活している農家の方々もいる訳で、便利な都会の生活が本当に幸せなのか...何やら不思議な気持ちになります。

 帰国便は、カトマンズから中国の成都を経由しました。このフライトはエベレストの東側を飛ぶ アンナプルナをバックにため、望遠レンズを準備しスタンバイ、離陸から約30分過ぎに肉眼でエベレストを確認することができました。1人旅のネパール訪問でしたが、気候が安定している1月を選んだこともあり、期待通りの山々を見ることができました。

アンナプルナ・サウスとアンナプルナT
マチャプチャレとアンナプルナV
アンナプルナW、Uとラムジュン・ヒマール
飛行機から見たエベレスト
平成30年OB会報NO49より抜粋