60周年記念行事に実行委員として参加して
TUWV60周年記念事業実行委員会 OB会員との連絡担当
7期 (昭和43年卒) 菊谷 清

 一昨年(H29年)の新年会で、佐藤幹事長が60周年記念行事をやるかどうかを出席メンバーに諮ったところ「まあ、やってもいいんじゃないの」くらいの軽い雰囲気でやることが決まり、さらにその流れで何となくその場の出席者の多い期から実行委員を出すことになって、7期からは私が実行委員に指名されました。50周年を盛大にやった後でもあり、周年行事の区切りとすれば60周年は中途半端という意識が会場の皆さんにあったように感じました。当の私も、東京で周辺のOBが集まって軽い記念行事をやればいいのかなぁ、と簡単に考えていたのですが、1年後の第一回実行委員ミーティングで、予想外にも、仙台でできるだけ多くのOBを集めて開催しようという方針が決まりました。

 行事の具体的な検討が始まり、私の担当はOB会員との連絡役と決まり、その内容は、

 @OB/OG全員の現在のメールアドレスを確認して、最新のアドレス表を作成する。
 Aその後に全員に60周年記念行事のご案内を一斉配信して、出席者を募る。

 @についてはOB会の名簿担当が作成した詳細なメルアドのリストがあるので、それほど手間もかからないだろうと思っていましたが、2か月たっても4割の期と連絡をつけることができません。原因は色々あるでしょう。主にアドレスが変更になったためですが、加えて若い働き盛りのOBにとってこのような行事は優先度が低いことも大きな理由であったと思います。仕方ないので、確認メールの繰り返し発信、応答なしの期の前後OBに当該期の紹介依頼、そして最後は応答ないのは受信の証し、とかってに決めて、4月中旬には430名の最新メルアド表をでっち上げました。

 引き続いて、そのメルアドをもとにAの60周年記念行事のご案内を一斉配信し、行事の出欠を1ヶ月以内に回答してくれるよう頼みました。ところが1ヶ月後の回答率はわずかに33%。こんなに低い回答率では全体の出席者数を把握したことにはならないということで、それから1ヶ月かけて再募集をかけました。一斉配信の募集では忙しい人に無視される傾向があるので、各期の代表者にその期をまとめてもらうよう依頼。代表者の方には各期のまとめで随分とお世話になり、最終的には回答率を73%まで引き上げ、出席者を約150名にもってゆくことができました。

 定年退職してから13年。日頃パソコンをあまりいじらない穏やかな生活を過ごしていた私が、突然400名を超えるOB会員のメールの連絡作業を担当して、パソコンとにらめっこの日々を約半年間続けたわけですから、肩はこり、目はしょぼしょぼとなって、途中からハズキルーペのお世話にならざるを得なくなりました。しかし、記念式典に出席した皆さんには喜んでいただき、また現役の若者との楽しいふれ合いができたことを思うと、実行委員として苦労してきた甲斐があったと思っています。

鳴沙山ラクダに乗って
平成30年OB会報NO49より抜粋