訃報


令和3年 4月 8日、7期の 上田俊朗さん がご逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


事務局



        上田俊朗君を偲んで
7期(昭和43年卒) 真尾 征雄

2021年4月8日上田俊朗夫人から、「主人が今朝亡くなりました」のメールが入り、言葉が出なかった。同年2月には同期の仲間とオンラインで話し合ったし、3月末のメールには、良い薬が見つかり庭に咲くカタクリやハナニラを見られるかもしれないと書いてあったのに信じられません。ちょうどコロナ感染も小康状態だったので、翌日の飛行機で北海道に飛び通夜に参列した。コロナ禍であるにもかかわらず弔問の方は多かった。故人の紹介を聞いて、君がいかに地域のために様々な活動をしていたか知ることができた。祭壇の中央には、君が叙勲した際、ワンゲル一同でプレゼントした「寄せ書きをした八幡駒」がおかれてあった。

 君とは東北大学土木工学科でともに学び、ワンダーフォーゲル部で共に青春を過ごしてきた。普通なら卒業してそれで「さよなら」なのだろうけど、その後もずっと濃密な付き合いが続いていた。

 君が最後のご奉公と、同期の近況報告をまとめて小冊子を作ってくれた。その編集後記に君が書いた文章がある

(前略)
東北大学ワンダーフォーゲル部7期生として卒業し52年目。たった4年間の付き合いがその後の長い人生の中でも貴重な精神のバックボーンになるとは思いもしなかった。23名の同期で音信不通が1名、亡くなったのが2名。比較的元気に過ごしている人の比率が高いのは、4年間山で体を鍛えたおかげかとも思っている。                    (後略)

 君の言う通り、7期生は仲が良く、お互いに精神的な支えとなっている。その輪の中心にはいつも君がいた。決して偉ぶったり声高に話すこともなく、にこやかに話を聞いてくれていた。最後に君が話をまとめると誰もが納得した。体調崩した者がいても、君の励ましには説得力があり、誰もが元気をもらった。

 俊朗! 長い間生涯の友として付き合ってくれて本当にありがとう。
長い長い闘病生活、お疲れさまでした。安らかにお休みください。

                  合掌


令和3年OB会報NO52より抜粋