【 ツール・ド・モンブラン 】トレッキング
８期（昭和44年卒）三日月 道夫
　フランス・イタリア・スイスの国境にそびえるモンブラン山群。
西ヨーロッパ最高峰モンブランを主峰とし、3大北壁で有名なグランドジョラスやヴェルト針峰など秀麗な4,000m峰があるモンブラン山群をシャモニーを発着として一周するトレイルが「ツール・ド・モンブラン」です。ルート上はいくつもの峠と谷を越えて行くもので、各峠からの秀峰群の大展望と様相の異なるそれぞれの美しい谷の広がりを望むことができます。

　グレートレースの「UTMB」（毎年８月末開催）は距離約171kですが　そのうち一部ゴンドラ使用や、車道部分を車移動で省略し　毎日６〜７時間（約10k〜15k）、計約100kを８日間のトレッキングです。

　特に３か所の標高約2500mの国境越の峠では700〜900m標高差の上り下りですが　気持ち良い草原・お花畑のなか周りの山々の展望を楽しめました。イタリア・スイス国境のグラン・フェレ峠2537mが今回コースの最高地点でした。コースは　整備された道となっており　途中にはロッジ　水場もあり　日帰りでも歩くこともでき多くの人が歩いており　トレラン、マウンテンバイクの方々もいました。　所々に放牧地もあり牧歌的な光景も見らます。気温は平年より高めとのことで日差しは強いものの　吹く風は爽やかです。
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　宿泊の山小屋は 定員50名位で 部屋は４人〜10人/１部屋２段ベット、シャワーがあり快適な環境で、夕食は スープ、メインプレート、デザート付で、早めに到着しテラスで山を眺めながらワインを飲みくつろぐ至極の時です。


　また宿泊に必要な荷物は、車で回送してもらえるので、背負う荷は日帰り程度のみで歩け このシーズンはお花畑で高山植物も多数見ることができ 素晴らしいヨーロッパアルプスを充分に楽しめた山旅でした。
　　　　　　　　　　　　　 　　（ 2023.7/3〜15 ）
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令和５年OB会報NO54より抜粋