現役部員との沢登とロープワーク講習
29期 (平成2年卒) 田原 誠

最近は、現役部員の沢登や雪山縦走にオブザーバーとして参加させて頂くことが多くなっています。在仙のワンゲル同期で一緒に行っていた栗原が名古屋に転勤して以来、ソロが多かったのですが、この活動は現役部員の活動の幅を広げるのに一役かっているだけでなく、私の山行機会も多くなりお互いにWin-Winの関係かなと個人的には感じています。

 今年は、7月26日(土)に、2年生の石田さんと1年生の田中君との3人パーティで、夏油温泉から入渓する枯松沢に行きました。田中君は沢初心者とのことでしたが沢登のセンスは十分に持っているように感じられ、石田さんは相変わらずのパワフルさで滝の登りやロープワークも格段に上達しており、父親目線で頼もしく感じました。沢自体は、上流部のV字ゴルジュに流木等が詰まっていたのがやや残念でしたが、透明な滝壺やナメ、滝の直登などバリエーションに富んでおり初心者から中級者まで十分に楽しめるとてもいい沢でした。 

 また、毎年恒例になりつつある8期の佐藤拓哉さんに来仙して頂いてのロープワーク講習会を、今年は遅めの時期になりましたが11月29日(土)と30日(日)の二日間に渡って仙台で実施しました。参加者は、講師として佐藤さんとお弟子さんの高木さんのお二人が来て下さり、2年生の石田さんと1年生の菊地君、岸本君、神野君、田中君、そして田原の総勢8名で実施しました。

場所は、当初鎌倉山を予定していたのですが、前の週末にもっと近くで練習できるような斜面が無いか田原の方で廻ってみたところ、太白山の近くの舗装された林道の横に適度に灌木や立木があり、懸垂下降やトラバース、登り返しの練習もできそうな斜面を見つけたため、今回は(結局二日とも)そちらで実施しました。

リードの確保や懸垂下降と仮固定、マッシャーを使っての登り返しに加えチロリアンブリッジや負傷者と一緒に下降する方法など多岐に渡って基本をみっちりと教えて頂くことができました。佐藤さんと高木さんのお二人には改めて感謝致します。

 この斜面は、比較的近くて一般の方への迷惑にもなり難く、練習には最適だと思いますので、今後もワンゲルの技術向上に役立ててもらえればと思います。

枯松沢入渓地点の石灰華の前で
淵を泳いで滝に取り付き果敢に登る石田さん
佐藤さんの話に耳を傾ける受講生
負傷者と下降する練習
令和7年OBG会報NO56より抜粋