夏合宿をぶりかえって |
![]() |
日高の思い出 日高P 川俣 奨 |
|
|
西表島の増水 西表島P 松浦 慎 |
西表島で思い出すのは、イタジキ川が増水したことです。イタジキ川というのは、ちょうど島の中心部にある浦内川の支流の一つです。この川は、水が伏流になっている巨大な岩盤があったり、背がとどかないプールのような所を首までつかるような場所もあり、刺激のある場所です。なぜそんなに川が増水したことが印象に残っているかというと、あまりにも西表島の自然の力が大きくて、非常に心細かったからだと思います。みんな、自分一人でも生き残ろうという気持ちになっていました。 無事に海の見える林道に着いた時の風景は、今でも目に焼き付いています。照りつける太陽に輝く青い海と白い海岸、まさに期待以上の景色でした。色とりどりの魚やサンゴが我々を待っていてくれました。大自然はもちろん、島の人々の暖かい人柄に触れることができた夏合宿でした。 |
|
白神山地のブナ原生林 白神山地P 佐藤 知生 |
ブナの原生林は、それを目のあたりにした我々を十分圧倒するものでした。一般に、白神山地と呼ばれている山域は、秋田県北部および青森県西部の大部分を網羅する広大なものです。主峰白神岳からの眺望は、西には夕日の沈む日本海、東には見渡す限りの峰々が続き、山域のスケールの大きさを肌で感じ取らせてくれるものでした。 白神の核心部の赤石川では、増水に悩まされましたが、非常に穏やかな渓相で、岩魚を焚火で焼く毎日でした。追良瀬川は、赤石川に比べると険峻でしたが、特別な困難はなく、2泊であっさりと抜けてしまいました。 赤石川、追良瀬川とも、ゴミの投げ捨てが非常に多く、ゴミを見るたびに口惜しい気持ちになりました。いずれにしろ、白神山地はまた訪れてみようと思っています。 |
![]() |