古希を迎えて 10日間連続登攀 | |
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この4月に「古希」を迎えた。遠い先のことのように思っていたが、いつの間にか「還暦」は過ぎ去り、「古来希なり」と言われた年になってしまった。それに反発するように、思い切ったことをしてみようと考え、GWに「10日間連続クライミング」に挑戦した。10日間といえば、どこかで雨が降り、身体を休める日もあるだろうと思っていたところ、天気に恵まれて文字どおり10日間連続となってしまった。現役時代の夏合宿に次ぐ長丁場である。 前の晩に横須賀を出発し、4月29日に大台ケ原(奈良県)に向かった。大台ケ原と言えば、雄大な高原のイメージが強いが、深く切れ込んだ谷には大きな岩壁がいくつかあり、魅力的なルートが何本か開かれている。今回は、鈴鹿在住の夫婦の案内で、そのうちの2本を登ることにした。 長い林道を大台ケ原を目指して登っていったところ、目の前に急に真っ白な斜面が広がった。満開の山桜かと思ったが、近づいてみると霧氷であった。GWに、しかも紀伊半島で霧氷を見るとは想像もしていなかった。 |
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2日には御在所岳(三重県)の藤内壁・一の壁でショートルートを数本登った。普段は多くのクライマーで賑わうこの壁も、ウィークデイなので人が少ない。 翌3日は天気が崩れるという予報なので、標高の低い石水渓谷・鬼が牙(三重県)に移動した。朝から厚い雲がかかり、いつ雨が降ってもおかしくない天気であり、御在所を避けたのは正解であった。再び鈴鹿の夫婦と落ち合い、岩場に向かった。こじんまりとしたスラブの岩場であるが、十分楽しむことができた。新しいルートも開拓し、孫娘の愛称をとって「リンリン」と名付けてもらった。クライミングを終え、車に乗った途端に雨が降り始めた。雨の中、再び御在所に戻った。 4日は天気が好転したので、鈴鹿の夫婦と女性二人を加え、藤内壁・前尾根のマルチピッチルートを登った。人気ルートでいつも混むが、朝早く取り付いたので待ち時間もなく、気持ちよく登ることができた。その晩はみんなで藤内小屋に泊まった。夕食には山で採った山菜の天婦羅がたくさん出た。四日市の夜景が綺麗であった。 |
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6日は天気が下り坂なので、近場のウサギの耳と呼ばれる岩塔を登った。小さい岩場であるが、面白いルートであった。2本登ったところで雨がポツポツきたので、クライミングを止めて下山した。車に乗った頃から雨が本格的に降り始めた。名古屋城を見学してから、小川山(長野県)に向かった。 |
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終わってみると、あっという間の10日間であった。山小屋に2泊した他はすべて車中泊であったが、ほとんど疲労感はなかった。どこに行っても温泉があるのも日本の山の良さであり、疲れも取れる。目標の10日間連続クライミングが達成でき、まだ当分やれるという自信がついた。今年のクライミング日数は80日を超えそうであり、スキー、ハイキングを加えると90日を超える。 |
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