くろがね小屋に泊まる | ||
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あれが阿多多羅山 あの光るのが阿武隈川 智恵子抄の「樹下の二人」でも知られる安達太良山は、見所が多くバラエティーに富んだ山として人気が高い。深田百名山であると共に、田中澄江氏の花の百名山としても知られる。 RWで薬師岳に上がり、ほんとうの空の下で安達太良山を見上げてから登りにかかる。我々のペースは、休憩込みで標準コースタイム×2という気楽なものだ。山頂でランチタイムを楽しみ牛の背から荒涼たる沼の平を見下ろせば、今更ながらその迫力に圧倒される。その後チンタラ矢筈森まで足を伸ばし、峰の辻経由で小屋に下った。 |
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安達太良山頂(乳首) | ||
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沼の平を見下ろす牛の背にて | ||
小屋の佇まいに全く変りはなかったが、橋本親父さんが若い管理人に代わっていて、ハーモニカ演奏で合唱などという古き良き時代は望むべくもない。夜空に瞬く無数の星は昔の感動そのままで、屋外で冷えた身体を白濁温泉で暖めてまた外への繰り返し。 翌日は勢至平のレンゲツツジ群生地に遊び、奥岳近くの渓谷遊歩道を探索して帰着した。同行した二人は初めての安達太良山だったので、とても楽しそうに頑張って歩いた。80歳近い高齢にも拘らず山への意欲を失わない姿勢には、常に感銘と影響を受けている。 |
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特徴的な景観のくろがね小屋 | ||
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外観同様、中の様子も変わらない | ||
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山小屋に泊まって、源泉掛け流しの硫黄泉は堪らん | ||
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安達太良渓谷自然遊歩道の魚止めの滝 | ||
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