大山幸則さんを偲んで | |||
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我々7期生は卒業時23名いましたが、卒業後も付き合いが続き、コロナ前は幹事持ち回りで毎年のように同期会を開き、コロナ禍ではオンラインで月1回おしゃべりをしていました。 2011年7月大山さんが幹事で、酒田で同期会を開きました。会場はご自宅の音楽ホール。出された豪華な沢山の料理は大山幸則さんが作ったとのことで一同びっくり仰天しました。学生時代、山で大山さんが料理を作っていたという記憶は全員ないからです。38歳で実家の大山食品をついでも、それは経営者としてであり、料理がこんなに上手になったとは信じられませんでした。その後も何度か大山宅を訪問しましたが、いつも美味しい心のこもった料理を頂きました。 あなたは5年前、癌が見つかりステージ4と診断されました。それから長い闘病生活が始まりましたが、同期会やオンラインにも参加し、泣き言や弱音をはくことは一度もありませんでした。奥様とよく旅をされていましたね。私の合唱団の演奏会にもたびたび足を運んで頂きました。目が悪いにもかかわらず、むさぼるように本を読まれていました。入院する際、読む時間がたっぷりあるからと本をたくさん持ち込んだと伺いました。DVDやテレビで過去の名作をご覧になっていました。読んだ本や観た映画の感想を「時間があれば読んで下さい」と度々メールを頂きました。 愛犬「ふくちゃん」との散歩をずっと続けていましたね。あなたは奥様の音楽活動を影に日向に支えていましたね。奥様の創作オペラ完成を楽しみにしていた幸則さん。完成し初演の日には是非天国から聴きにおいで下さい。 常に前向きに行動されてきた大山幸則さん。あなたの生きざまを見て、多くの仲間が勇気づけられました。あなたの穏やかな笑顔がもう見られないのは寂しい。長い間大変ありがとうございました。 |
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2022年5月 大山幸則ご夫妻(ご自宅にて) |
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