7期生・傘寿のもんじゃ屋形船そして深川
7 期( 昭和43年卒) 大釜 寛修

 我ら7期生が有志相より、2020年6月から1回/月のオンライン会合を催していることは既報の通りである。然し乍ら、現実に会う喜びはオンラインの比にあらず、2021年南三陸、2022年横浜でリアル同期会を行った。本年1月に大山幸則君と石川誠之君が鬼籍に入り、昨年にはリアル同期会が催されなかったことが悔やまれた。会えるうちに会おう!

 ある日、在仙組から「もんじゃ焼きなるものを食してみたい」「7年前の屋形船同期会は楽しかったな〜」という呟きが脅迫に聞こえ、今年は東京でリアル同期会を開催すると決定した。テーマはもんじゃ焼きと屋形船そして深川。時期は7月下旬。

同期会の準備に取り掛かった処で、会える時を待たず、5月に藤森英和君が急逝した。何とも残念なことであった。

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 7月25日、午前11時、都営地下鉄大江戸線勝どき駅集合。の筈が10時半には全員勢揃い。年寄りはせっかち。ではなく、早く皆に会いたい一心の現れであろう。参加者は、菊谷、國岡、高橋(直)、手戸、真尾、村山、矢後、大釜夫妻の9名。会費を徴収していざ船着き場・勝どき朝潮桟橋へ。勝どき・晴海一帯の再開発タワーマンション群に見とれ、マンションの谷間の日陰で船を待つ間のプレ同期会。

 船は小さな乗合屋形船スカイデッキ付。同期会は、船が出発してすぐに、今年亡くなった3人の御霊に献杯して開会。早速もんじゃ焼き。慣れない手つきでも上手に焼き放題、食べ放題。時々飲み放題。船は朝潮運河から永代橋の手前で隅田川に入り、清洲橋、両国橋、吾妻橋から言問橋の先まで遡り、暫し停船。スカイデッキに出て東京スカイツリーを眺めたり写真を撮ったり。

 桟橋への帰路も、隅田川ガイドの巧妙な説明を聴きながらもんじゃ焼き。永代橋から更に下って佃大橋、勝どき橋、築地大橋をくぐって晴海ふ頭を見ながら朝潮運河に入って船着き場到着。

暑い最中ではあったが、もんじゃ焼きも屋形船も隅田川橋梁群も堪能できた。会えるうちに会おう!の同期会第1部であった。 

 ここで矢後と大釜夫妻は帰路につき、残ったメンバーは地下鉄で門前仲町へ。同期会第2部 深川である。先ずは成田山深川不動尊にお参り。続いて富岡八幡宮にお参り。これで亡くなった3人の供養を済ませたつもり。更に、健康長寿の祈願も万全。そして着いた所は予約していた深川そば処。冷房の効いたお店で旨いお酒を酌み交わし、旧交を存分に温め、最後にお蕎麦で閉めた。夜も更けていた。

令和6年OB会報NO55より抜粋